白金ナノコロイドの特徴、抗酸化作用でアンチエイジング

美容に敏感な人は、「白金ナノコロイド」のことも
すぐれた美容成分としてご存知かもしれません。
抗酸化があることから、エイジングケアとしても注目されています。
健康食品や、化粧品成分として使われています。
白金ナノコロイドの特徴を知ろう

白金ナノコロイドの特徴

白金ナノコロイド(はっきんなのころいど)は
ナノテクノロジーにより誕生したもので、
白金の微粒子によって形成されたコロイドです。
プラチナ・ナノコロイドとも言います。

プラチナ・ナノコロイドは、白金(プラチナ)を
2ナノmサイズという超微粒子(コロイド)化し、
常に水分子と結合していて、水を通じて電子を送り続けます。
*1ナノ=10億分の2mサイズ

プラチナ・ナノコロイドは水分子と結合しているため、
皮膚には浸透しないものとされています。

浸透するのは、電気的作用と還元作用だけです。

白金ナノコロイドの効果

研究では白金ナノコロイドには活性酸素除去があり、
活性酸素、過酸化水素、フリーラジカルを減少させることがわかっています。
活性酸素の中でもとくにシワやシミなどの原因と考えられている
スーパーオキサイドアニオンラジカル、ヒドロキシラジカル、
一重項酸素、過酸化水素を除去する作用が高く、過酸化脂質の発生も抑制し、
触媒として働くため半永久的に抗酸化力を発揮するのが特徴です。

また、活性酸素由来の炎症を抑制する効果や
アテローム性動脈硬化症を抑制したり、
紫外線による皮膚炎を減少させ、神経保護作用なども
研究によりわかっています。

医療の分野においては、活性酸素が関与している
神経性疾患の家族性筋萎縮性側索硬化症モデルや
脳梗塞の実験モデルである脳虚血再潅流実験で
効果を示すことが紹介されており、抗酸化素材として注目を集めているようです。

白金ナノコロイドの抗酸化作用

白金ナノコロイドと同じく、抗酸化作用を持つものにCoQ10とビタミンEがあります。
2006年にゼリア新薬工業株式会社、アプト株式会社、
東京大学大学院新領域創成科学研究科によって、
白金ナノコロイド、ユビキノン(CoQ10)、トコフェロール(ビタミンE)の
抗酸化作用の比較をしたところ、ユビキノン(CoQ10)および
トコフェロール(ビタミンE)の抗酸化作用が一過性であったに対し、
白金ナノコロイドは抗酸化力および継続力が最も高く
またこれらを併用することでフリーラジカルの抑制率が
有意に増強されるという結果が出ています。

白金ナノコロイドは濃度が高いほど抗酸化作用が高くなります。
化粧品などに配合されている場合は、効果が期待できる濃度で
配合されているかどうか判断が難しいという側面があります。
そのため、配合成分に白金ナノコロイドとあっても
過度な期待はしないほうがいいとも言えます。

白金ナノコロイドの安全性

白金ナノコロイド(プラチナ・ナノコロイド)は水分子と結合しているため、
皮膚には浸透せず、浸透するのは、電気的作用と還元作用だけですから、
全くの無害といわれています。

一方で、摂食により一過性の肝臓障害を誘発する可能性も指摘されています。
何にせよ、ビタミン類などでも、成分によってはそうですが
過剰摂取が、健康に害を及ぼすこともあります。

スキンケアとして使用する以外に
食品として使用する場合は
まだまだ、自己責任のもと注意した方がいいのではないでしょうか。